はじめに
この「ほんとにあった!呪いのビデオ2」ですが、私は「1」とほぼ同時期に観ています。当時はビビりまくっていたので、すごく恐く感じました。
今回改めて視聴しましたが、怖さ的にはたいしたことないなあと感じました。全シリーズ見まくっているので慣れてしまったのですね。
特に、今回のメインエピソード「作業服の男」が、見た人全員に災いが起こるという話がセットになっているから怖いのであり、映像そのものは恐くは無いからだと思われます。
作業服の男・前編(取材のみ・怖くない)
カップルが旅行に行った際に撮影した映像。このビデオを見た人々が、何らかの災いを被っていると言う手紙が、スタッフの元に届けられる。手紙の主はその彼女で、恐くて映像自体は見ていないという。
彼が、ビデオの電車内の場面で、窓に作業服で坊主頭の男性が写り込んでいるという話を電話してきた。そこに男性が写り込むのあれば、通路を挟んだ反対側のボックス席に誰かがいたということになるが、誰もいなかった筈。それを彼女に確かめる電話を最後に、彼は失踪してしまった。スタッフは、彼の実弟に取材。弟さんと、失踪した彼と、その友人も一緒にこの映像を見ていたことがわかる。
取材の様子だけなので、まだ映像は見れません。
窓の外を落下する光(怖くない)
修学旅行で、夜に旅館の部屋でだべっている女子高生たちの様子。開け放した窓に、何かが落下している様子が見える。翌朝、旅館の屋上に制服姿の女性を一瞬見たという体験談もあり。
暗い窓の外に、何かが落下しているのはわかりますが、不鮮明で何が落下しているのか全然わかりません。
サイドミラーに映る女の顔(怖くない)
買ったばかりのビデオカメラを、車の中から何気なく撮影。サイドミラーに何か写っている。
なにか写っていますが、本当に全然わかりませんw
自主映画に映った男の影(怖くない)
自主映画を撮るため老朽化のため、使われなくなった大学の旧校舎の階段で撮影を行ったところ、照明的に写る筈の無い影が写った。
延々と取材して、証言や場所の検証の結果、そんな影は写る筈が無いと言われましても、見てる方は確かめるすべがなく、映像自体は単なるシルエットなので恐くは無いですよ。すみません。
神社の木に浮かぶ顔(ちょっとだけ怖い)
犬の散歩で神社を訪れたら、池の木々に顔が!
典型的なシミュラクラ現象ではないでしょうか。ま、顔はちょっと怖いかも。それにしてもリプレイも無しであっさり。
壁からのぞく白い影(怖くない)
夜の駐車場かなんかのトイレの小窓に顔が!
なんかグレイみたいな白い影が。
踏切りに現われた足(ちょっと怖い)
自殺が多発する踏切。こんな見通しの良い警報器、遮断機付きの踏切でなぜ…自殺する人はいずれも遺書もなく、今までの様子から自殺する理由も無い筈だ。何かに誘われているのでは。
踏切で危うくはねられそうになった人と、その人を助けた人両方にインタビュー。自殺する気などなかった、踏切に子供がいた、踏切内に入ったことは覚えていない、等のよくある証言。映像には確かに半透明の子供と思しき足が写っている。
子供かどうかわわかりませんが、足取りが寂しげな感じがします。本当に一直線の線路にポツンとある踏切で、雰囲気抜群、情景も含めてちょっと怖いです。夜中はちょっと渡りたくないですね。
JR五日市線の雨宮第一踏切のようです。
https://goo.gl/maps/zmyBxutEwY12
走っている電車が103系で懐かしかった。
事故を予知した警告の映像か…(怖くない)
川原でフリスビーをやっている男性の、膝から下が消えている。その後、この男性は交通事故にあって足を怪我した。
確かに、左足の脛部分から下が消えています。ただ、あまりにも遠くで小さいので、草に隠れているんじゃないの?という疑念が消えません。
子供を呼ぶ声(ちょっと怖い)
ちょっとした川にかかる橋の上で、妻と幼い我が子を撮影するお父さん。ふと、後ろから「あけみちゃん」という声を聞いてカメラごと振り返る。そこには誰もいない。
取材により、声のした方向にある林で、かつて女性の首吊り自殺があったことがわかる。その葬儀を担当した葬儀社の経営者から、女性は体が弱く、出産後離婚して、子供も父方に引き取られたことが判明する。また、振り返った時の映像に、女性の姿が写っていることをスタッフが発見する。
また音響粒子学研究所のなんとかさんが登場して解説します。女性の声ははっきり聞こえますが、振り返った撮影者が、自分の目で確かめようと、ファインダーから目を離してカメラが下を向いてしまう様子がリアルだな(芸が細かいなw)と思いました。
写っていたという女性の姿ですが、女性というより、映画「スクリーム」にでてくるあのお面みたいで、ちょっと怖いです。
作業服の男・後編(怖い?かな)
実は弟さんも高熱に何日もうなされ、友達も交通事故に遭い、そのビデオをダビングした映像を見た友達の友達も視力が低下したり、もうひとりは顔をやけどしたりと、何らかの災厄に見舞われており、ダビングした映像でも、呪いが伝播してることがわかる。最後の最後に覚悟して見てネという脅し文句の後に映像が流れる。
実際の映像は、電車の窓に反対側のボックスに座っていると思われる、坊主頭の男性が写っているだけです。反対側のボックスには誰もいなかった、という証言がなければ何の変哲もない映像です。でも、その話を知っているので不気味な感じはします。最後に何か喋っているような気がします。
感想
作業服の男の話も含めて映像は、あんまり恐くないです。ただ、呪いが伝播する話を聞いているので、テレビ越しに見ている視聴者も傍観者でいられない、身近に迫ってくる恐怖がこの巻のキモです。
実は初めて見た時には、夫婦揃ってすっかりビビってしまい、最後のこの映像を見ることができませんでした。このシリーズを見るきっかけになった例のホームページでも、「見てはいけません!」と脅していたのでなおさらです。
ただ、何年かして、なにげにテレビの電源を入れた時、たまたまチャンネルがCSの「ファミリー劇場」で、たまたま「ほんとにあった!呪いのビデオ2」が放送中で、たまたま時間的にエンディング近くで、そして、たまたま自分がテレビの画面のすぐ近く、そう、眼と鼻の先のがぶりつきの状態だったため、この男性を、超どアップで見てしまったことをここにご報告します。
それ以来なんか疲れやすく、肩こりも激しくなり、眼も近くのものにピントが合わなくなってきた気がします。最近はよく物忘れもするようになって…いや、ほんと、歳はとりたくないものですねえ。
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