はじめに
「ほんとにあった！呪いのビデオ3」ですが、正直あまり印象に残っていませんでした。しかしながら、今回改めて見直してみると、結構有名な映像や、怖い映像もあり、認識を改めました。
プロローグ（体験談のみ・怖くない）
本呪1の白い着物の女が、消えていたブラウン管に映った。うちにも現れた。という体験談のみ。映像はありません。一瞬あのネタかと思ってどきっとしました。
野球場に現われる少年（怖くない）
ナイター設備のある公共の野球場での草野球の様子。この辺りでは少年の霊の目撃情報が後を絶たない。ライト側（ライトレフトのライト）のフェンス奥にそれらしき人影が歩いているのをカメラが捉えた。
本当にそこに人があるいていただけじゃないですかね。
車の窓にはりついた手（ちょっと怖い）
夜のドライブの最中、助手席の友人が、運転中の投稿者を撮影している。そして起きたばかりの事故現場と思しき場所を通り過ぎる。なおその現場は、魔のカーブと恐れられ事故が絶えない場所なのだそうだ。カメラがなにげに後部座席を捉えた一瞬、窓に真っ白な人の手が写り込む。
窓に手が写るのはほんの一瞬のため、ぼけっと見ていると気がつきません。本当によく見つけたなレベルですが、静止画にすると確かにはっきりと写っています。アップにするとちょっと怖い。
運動会の８ミリフィルムに…（怖い）
投稿者の父が、小学生時代に撮影した運動会の8mmフィルム。徒競走の場面で、投稿者を含めた子供達がゴールしたのち、左下にぼーと少年？の顔がでかでかと写り込む。
結構、大きくはっきりと写っていて不気味です。顔は動かず、なんか卒業アルバムの顔写真のような感じ。
闇に浮かぶ男の顔（怖くない）
肝試しの映像。脅かし役が出てきて、きゃーきゃー言っている最中に知らない人物が写り込んでいた。
本当に、ほっんっとうに、よく見つけたなレベル。こんな奴知らんとか言われても、こっちも知らんわw
それにしても、はだか蝋燭の明かりで肝試しは良くないんじゃないですかね。僕だったら、火を消さないように歩くのに気を使って怖さ半減ですよ（せめて提灯使え）。やっぱ懐中電灯でしょ、肝試しは。
心霊写真が撮られた現場にて（ちょっとだけ怖い）
かの有名な心霊スポット、八王子城跡の「御主殿の滝」にて撮影した写真に女性の顔が写っていた。スタッフと投稿者が検証に訪れる。慰霊塔付近で機材に不調が現れ、画面が乱れる。その映像をコマ送りすると、女性の顔が！
心霊写真は投稿者にピントぴったりで、プロが撮ったっぽいいい写真です。滝の水の流れに女性が写っているのを除いて。なんかこの女性の顔、ちょっとアニメ絵っぽいのですが、見ようによっては寂しげな表情にも見えて印象に残ります。その反面、映像に現れたという、顔は全くわかりませんでした。
屋根裏にうごめく人の顔（これは怖い）
害虫駆除の業者が、天井裏の下見にと、今でいう自撮り棒みたいなものにビデオカメラをくくりつけて撮影した映像。周りの様子を見るためにカメラがパンすると、梁に顔が写っている。しかも、明かりを避けるようにその顔が動く。
木の梁に人の映像が投影されているような感じ。その顔は結構怖いですよ。しかも動きます。この映像はよく地上波の心霊番組でも取り上げられていました。
ちなみにこの映像を見る限り、害虫、害獣の心配はなさそうですw
カップルを見つめる女の横顔（少しだけ怖い）
ラブホテルの盗撮映像。カップルの後ろの柱に女性の姿が。
このカップル、ネチネチとチュッチュッチュしているので、「とっととシャワー浴びて、やれ！」と言いたくなりますw。たしかに女性の肩越しに写っていましたね。これもなんだか寂しげです。
いるはずのない男の声（やっぱ怖い？）
音声スタジオで、ラジオドラマを収録していると、ありえない声が入っていた。
音声だけで、映像があるわけではないのでインパクトはありません。ただ、唐突に録音された声が「もうすぐです」。
「もうすぐです」ってなんだよ怖えぇよ！
ビデオレターから見つめる目（怖い）
遠距離恋愛の超ラブラブなカップルの男性側からのビデオレター。奥の本棚に顔の一部（目）が睨んでいる。しかも動いて消える。そういえば家賃が安かったとの証言あり。
最初わからなくて何度も見返してしまいましたが、気づくと確かにはっきり見えました。これはガチだったら相当怖いですね。
ただ、映像がもうラブラブなので、見てるこっちが恥ずかしい。あと、この時代のメガネ、でかいすね。
４人いる（とても不思議）
4人で川原でキャンプ。その様子を撮影した、一見何の変哲のない映像なのだが、おかしな点が２つあった。一つは4人写っている映像があったこと。もう一つはなぜか対岸からの映像があったこと。
わけのわからない、不思議な映像です。4人でキャンプに行っているのだから、一人がビデオカメラを構えて撮影したとすると、最大3人しか映らないはず。4人写っている映像ですが、ピンボケな上に、移動しているのです。地面に置いた感じのビデオカメラがまるで浮遊するように。普通、地面に置いてあるビデオカメラを人が持ち上げると一旦下を向きますよね。そんな感じがないんです。そのまま平行に上がっていくんです。
あと、ほんの一瞬ですが対岸からの映像。これもわけがわかりません。無論、すぐに行けるような川幅じゃないんです。何者が撮影したんでしょうかね、これ。
仏壇の遺影の顔が…（ちょっとだけ怖い）
老夫婦とその娘。そして孫。仏壇の前でその子が遊んでいる。仏壇には彼の曽祖父にあたる人物の遺影が見える。カメラが子供を追って、仏壇が見切れる。再びカメラが元の位置に帰ってくると遺影の中の人物が大きくなってトリミングされている。再び仏壇を見切れて帰ってくると写真は元の大きさに。曽祖父はひ孫が生まれてくることを楽しみしていたが、残念ながら生まれる前に亡くなってしまったとのこと。
ひいおじいちゃん、ひ孫をもっと良く見たかったんでしょうね。思わず前に出たけれど、この世には出てこれない。切ないような、微笑ましいような。でも、ちょっと怖いかな。
襲いかかるラップ音（あんまり怖くない）
オタサーの姫みたいな立場の女性の慎ましい誕生日パーティーの風景。男3-4人（数えてません）に女性一人。かなり大きいラップ音が鳴ると、彼女は意識を失ってしまう。おろおろする男達。やがて意識を取り戻すも泣きじゃくる。ラップ音がなる前の映像に、男の姿が写っているのをスタッフが発見する。
映像に映る全員が気がついていた程、はっきりと鳴っていました。その映像自体は怖くありません。ラップ音がなる前の男の顔も、なんか芥川龍之介みたいでそんなに怖くありません。
感想
映像のクオリティが上がって、なかなかでしたね。個人的には、「運動会の８ミリフィルムに…」、「４人いる」と「仏壇の遺影の顔が…」がよかったです。怖さ的には、「屋根裏にうごめく人の顔」が一番ですかね。
あと、「心霊写真が撮られた現場にて」の八王子城跡ですが、実は私、深夜に仕事仲間と訪れたことがあります。人っ子一人いない、不気味な城跡…を想像していたら、夏の最中だったからか、近所の中坊だらけで、とても賑やかでしたw
だけと、その中坊たち、滝の周りにはわいわいたむろしているのですが、城址の奥には行こうとしないんですよ。
僕らが進み出すと、彼らの一人が話しかけてきたんです。
近所の中坊：「あの、その奥本当にヤバイらしいっすよ」
会社の先輩：「そうなの？ 俺ら行くけど、一緒にどうだい？」
近所の中坊：「い、いや俺らはとても」
会社の先輩：「そかじゃ行くわ」
俺の心の声：「えっ？そんな怖いとこなの？えっ？」
近所の中坊達：「すげぇ勇気ある！」
近所の中坊達の声援：「がんばってくださーい！」
俺の心の声：「先輩待ってぇ」
特に何にもなかったですけどねw
ただ、奥に歩いていくと、なんか広いとこに出たんですよ。奥に薄暗く鳥居みたいなものが見えているんですよね。
俺：「あそこ行きます？」
会社の先輩：「うーん、なんかかったるいな、あそこまで歩くの」
俺：「やめときますか」
会社の先輩：「そだなー」
で、公園として整備されている道をぐるっと回って、中坊達がいないところから帰ったのでした。後に調べてみるとその鳥居みたいな門の付近がヤバイらしいんですよね。もしも、そこまで行っていたら何か起こったでしょうか？
そんなことを思い出しました。
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