はじめに
「ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X:4」のレビューです。
「Ver.X」シリーズ最後の作品となります。監督はの白石晃士氏の続投ですが、前巻とは見違えるほど内容が面白く、怖くなっています。
差出人不明の投稿ビデオ(まだ怖くない)
概要
製作委員会に一通の封筒が送られてきた。その宛名は手書きであるが、とんでもなく異様な筆跡で書かれており、その中にはラベルのないVHSビデオテープ。そしてさらに、異様な文字でびっしりと隙間なく、支離滅裂な言葉が書かれた紙片とも手紙ともつかないものが同封されていた。そこには「呪いのビデオは霊を冒涜している」「報復」「九回見れば発狂」などの不穏なセリフ、そして文様のようなものも記されていた。
製作委員会の事務方とも言える、投稿ビデオのチェック係を担当していた足立学氏が語る。会社で処理しきれなかったビデオを自宅でチェックしていたところ、この異様な手紙とビデオに目が止まり、嫌な感情が湧き上がり、チェックをつい後回しにしてしまっていた。
後にしぶしぶチェックしてみると、何かの儀式なのか、暗い水辺付近の地面に魔法陣のように仕込んだ円形の炎から、白い人影が湧き出てくるような映像であった。足立氏が自宅でこの映像をチェックしてた際にラップ音のような怪現象も発生した。普段は心霊的なものに慣れっこになっている彼でも、ただならぬ雰囲気を感じ取ったという。
スタッフは映像の中で遠くに写る、3両編成の電車の情報から、この撮影場所を探し当てる。それはとある河川のコンクリート護岸であった。撮影場所を確定したスタッフは、問題の映像が撮影されたアングルと、ほぼ同じ状況で一晩中撮影してみることにした。するとそこに獣のような唸り声が録音される。
場面は変わり、製作委員会事務所。先程のスタッフ・足立が狼狽した様子で、自分の友人の飛び降り自殺による死を報告する。この友人は足立の親友ともいうべき存在で、彼の部屋に度々泊まりにくる程、親しい間柄であった。直近に共に旅行に行く計画もあったのに、突然自殺するなど考えられない。足立は自分のいない間に、チェックを後回しにしていたこの映像を彼が見てしまったのではないかと考えているようで、責任を感じて思わず涙ぐんでしまう。
そして以下のテロップが表示され、エピソードは終わる。
見ると呪われる可能性があるため、
巻末に収録している。
感想
OPはこれまでの「ほん呪」作品のダイジェストを交えたものになっており、長過ぎず、それでいてツボを押さえたセンスの良いものに仕上がっていると思います。
3両編成の電車から、その路線を推測した「祐天寺名物カレーとコーヒーの店・ナイアガラ」の店主、内藤博敏さんは残念ながら2017年にお亡くなりになっていますが、お店は引き継がれて現在も存在しています。
ま、エピソード内ではぼかされていますが、どう見ても鶴見線ですね。黄色い電車は103系で、現在は205系が走っています。あの鉄橋は昭和情緒が残ることで有名な「国道駅」を出てすぐに鶴見川を渡る橋で「鶴見川橋梁」(正式名称かどうかは分かりません)と言い、昔は美しいコンクリートアーチ橋だったそうですが、鶴見川の護岸工事の際に現在の鉄橋に架け替えられたそうです。
ちなみに今回のアイキャッチ画像は、かつて鶴見線(大川支線)を走っていたクモハ11クモハ12の名物、1人用ロングシートです(笑)。ちなみに元の写真も貼っときますね(笑)。
「ほん呪」と何の関係もないですね。失礼しました。
映像チェックの足立氏ですが、事務方らしいスーツ姿がリアルですね。友人が亡くなってしまい、自分のせいではないかと涙ぐむ姿はとても演技とは思えず、映像に対する恐怖感が増加してきます。もし、全編フェイクで演技だとしたら、なかなかのものです。
ところでスタッフが撮影したものに入り込んだ唸り声ですが……猫じゃないすかね。
ライブハウスに異形の物体が…(少し怖い)
概要
ライブハウスでの映像。バンドの演奏が終わった後撮影者は録画停止を忘れてカメラをぶらぶら持ち歩いてしまったため、床や観客の足元などが写り込んでしまっている。そのシーンで顔に手が生えたような奇妙なものが上から横切る。
感想
顔と手が何だかわからないけどくっついている?
僕は結構気持ち悪い映像だと思います。ただほんの一瞬。本当にとっても一瞬なので、普通の人は絶対気がつかないと思う。前巻から言い続けているけど、ほんとよく見つけたな。
社内の宴会に謎の光球が…(怖くない)
概要
車内の宴会風景。宴会芸の最中、謎の光球が写り込んだ。
感想
なんか光が流れ星のように「ヒュン!」と流れます。怖くも何ともないです。この卷のワーストエピソードと言えるでしょう。
野良猫の体に何ものかの顔が…(怖くない)
概要
公園で野良猫撮影したら、体に顔が。
感想
猫の体に何かが浮かんで消えます。猫が「シャー」って言います(かわいいw)。でも顔に見えるかと言うと、うーん。
廃坑をさまよう霊(少し怖い)
概要
ある大学のゼミの課題か何かで、ある鉱山を舞台にした小説のレポートを作成する女子大生3人組。資料集めの一環で、その鉱山跡を取材したビデオに奇怪なものが写り込んだ。その場所は採掘に使う火薬庫の跡で、ちょっとした洞窟に祀られている、地蔵の背後から顔が見えたという。
その鉱山は重大な鉱毒汚染を起こし、周りの田畑を汚染して多数の犠牲者が出たため、住民と政府が激しく対立した過去がある。その犠牲者の霊なのであろうか。それとも鉱山で事故死した者なのか。彼女らはこの映像が写ってしまったことで怖くなってしまい、レポートの題材を他のものに変えてしまったという。
投稿者たちと現場を訪れるスタッフ。洞窟を調べるが、当時その場にいた彼女たちに、気づかれないように他の人間が侵入するのは不可能に思えた。
ここで映像が紹介される。
投稿者たち2人が火薬庫跡に祀られたお地蔵様に手を合わせるシーンで、レンガで仕切られた塀のようなものの背後から、男性が顔を出し、すぐ引っ込んでしまう。
スタッフは投稿映像の他のシーンにも似たような姿が写り込んでいることを発見し、投稿者の田島さんに報告の電話を入れるが、その携帯電話は解約されており連絡がつかない。そこで取材に同行した友人の横山さんに連絡をとってみる。横山さんによると、田島さんは突然大学を辞めてしまい、住んでいたアパートも引き払ってしまっていた。北海道の実家にも連絡がつかないという。スタッフが新たに発見したシーンはこの鉱山の鉱毒被害を収めるために作られた人工池であるが、何か関係があるのであろうか。
その後田島さんから連絡が入る。なんと家族総出で九州に引っ越してしまったと言うではないか。実は彼女の祖父は、この人工池のために水没してしまった集落に住んでいたという。突然引っ越した件は、この問題の映像とは関係はないと言い張る田島さんだが、引っ越しの理由については、「話したくない」と、頑なに何も語ってくれなかった。
ここで、スタッフが発見した映像が紹介される。
人工池の護岸に生えた草むらに先の映像と似た顔が浮かび上がる。
感想
映像はそれほど怖くはないんですけど、田島さん一家が突然、しかも九州にまで引っ越してしまったこと、その理由について何も語ってくれないこと、おじいさんが人工池に沈んだ集落に住んでいたことなどが怖いですね。
この鉱山は足尾銅山ですね。日本初の公害事件と呼ばれた「足尾鉱毒事件」は有名です。
人工池は「渡良瀬遊水地」。
一応、治水のための人工池という名目で作られましたが、実は鉱毒に汚染された川の水を貯めて沈殿させ、無害化するのが目的だったようです。この遊水池のために谷中村という村が完全水没で強制移住させられました。公害に対する反対運動が最も活発だったのがこの谷中村で、遊水池の目的もこの反対運動を弱体化させるためとかいう説もあるそうで、とにかくひどい話です。田島さんのおじいさんが住んでいたのがこの谷中村なのでしょう。
渡良瀬遊水地の存在は知っていましたが、恥ずかしながらその経緯までは知りませんでした。このような負の歴史、先人の犠牲により現在の社会成り立っていることもある、という事は知っていく必要がありますね。
さて映像ですが、お地蔵さんの後ろからヒョイっと顔を出す様子は、どことなくほん呪42の「腹切りやぐら」を思い出させますね。もっともこちらの方が発売日は古いので、「腹切りやぐら」を見て、こちらを思い出すのが正しい時系列で見た反応なのでしょうが。顔は本当にそこに人間がいたように見えてそんなに怖くはありません。
さらにスタッフが発見した遊水池の顔は、映像内で指摘されているのですが全く分かりません。2分割で比較して同じ顔に見えるとか言われても、顔とすら認識できないので当惑してしまいます。
まさかとは思いますが、この顔の人物、田島さんのおじいさんのような気がしてきました。
とは言っても、わざわざ北海道から九州に引っ越す理由が思い浮かびませんが。
火事の煙の中に死神の顔が…(少し怖い)
概要
ある住宅火災の映像。煙の中に顔が浮かび上がる。
感想
ありがちなシチュですが、顔はまあまあ怖いです。浮かび上がるというよりは、煙が人の顔になったという感じですね。
芝居の稽古の最中に…(怖くない)
概要
芝居の練習中、ロッカーと壁の隙間に黒い手が出てきて引っ込む。
感想
ピュッ!と手が出て引っ込みます。意味がわかりません。
お化け屋敷に本物の霊が…(怖くない)
概要
遊園地か何かのお化け屋敷。暗がりの中、砂嵐のようなノイズが走り、人の顔が映り込む。
感想
本当によく見つけたなあ、ほんと一瞬で、通常再生では絶対わからないよ。はっきり写っているけど怖くないです。
砂嵐のTV画面から…(怖い)
概要
投稿された映像はダビングを繰り返したようでノイズや画質劣化が激しい。だが、かろうじて砂嵐を写したTV画面であることは分かる。
取材班は投稿者の小林さん宅に伺い、話を聞く。この映像はは友人から借りたものだそうで、その友人は画面から手が出てくると語っていたものの、映像の劣化が激しく、小林さんも何が写っているかわからなかったそうである。だが、この映像を見ている時に部屋の電気が点滅したり、電源の入っていないラジカセからノイズ音が響いたりといった怪現象に見舞われたそうだ。演出補・栗林の発案で、試しに小林さんの部屋で問題の映像を再生してみる。すると、突然部屋のブレーカーが落ちてしまった。怪現象が取材中も再現されてしまったのである。
スタッフは画質の悪いこのテープのマスターを探すため、入手経路を遡る調査を開始する。方々に問い合わせた結果、倉田さんという男性に行き着く。彼によると首のない女がTVの画面から出てくる姿が写っていたという。だが、入手先のバイト仲間は感電死してしまい、倉田さんの携帯の留守番電話にホワイトノイズが入っていた、などの怪現象から怖くなってしまい、そのテープは廃棄してしまったそうである。ここでマスタテープの調査は一旦鎮座してしまった。
今までの取材の中で、映像を見た人の印象はバラバラで一貫性がなかったが、それらの証言は全て電気や電気機械に関係するものであった。取材班は何かが捉えられないかと、電気や電波に関するあらゆるものを脈絡もなく片っ端から撮影してみるのだった。
そんな折、倉田さんから連絡が入る。クラス会に、感電死してしまったバイト仲間のテープの入手先を知っている人物がいたのである。
マスターテープの主は川上さんという男性であった。彼が家族と7〜8年前に住んでいた借家の、天井裏で見つけたテープなのだという。おそらく前の住人が置いていった物なのであろう、倉田さんは好奇心でこのビデオを見てしまった。それはテレビの画面から、霧状の白いものがヌッと出てくる映像で、実に気味の悪いものであった。彼はこの映像のことを友人に話し、その友人も興味本位でその映像を見てしまい、貸したテープを勝手にダビングして、拡散されてしまったものであることがわかった。
取材の際、川上さんはそのマスターと思しきビデオテープを持参してきたが、まるで厄介払いをするように「処分してくれ」と取材班に託すのであった。
ここで問題の映像が紹介される。
まずは砂嵐の映像。カメラが引くと、画面が砂嵐状態になっている小さなテレビを撮影していることがわかる。テレビ以外の灯りは一切なく、その周りがどのような状態なのかは判らない。素人が撮影しているようで、画面は上下左右にブレまくる。そのテレビから白っぽい靄のような、得体の知れない何かが出てきて消える。画面が斜めになり映像は終わる。
川上さんが以前住んでいた借家は建て替えられ、綺麗なアパートになっていた。不動産屋に聞いても川上さんの前の住人については何も判らなかった。
スタッフが撮影した電気に関する映像の中にも電線を伝う白い光のような、もやっとしたものが写った。
感想
「また砂嵐かよ」と思ってげんなりしていたら結構怖かった。
投稿者の部屋で「何にも起こらねえだろ」と思っていたらバチン!とブレーカーが落ちてしまったり、映像を見ていたら、見ていた3人の携帯に、一斉に非通知のワン切りがかかってきたとか、テレビから出てくるものの印象が人によってバラバラだったり(自分が見たら何か違うものが見えるかもしれない恐怖)、取材の過程で怖さが盛り上がりますね。
私には人が歩いてテレビから出ていくように見えました。最後にはっきりと変な模様になるのですが、これは何が写っているのかわかりませんでしたね。輪っかが3つ見えますが。
ただし、最後の電線の光は蛇足でした。
8ミリフィルムに奇怪な目が!(少し怖い)
概要
70年代の沖縄で撮影した8mmフィルムになんか2つに目のようなものが写った。
感想
普通に目が写ってます。そこそこ怖いです。
波間に現われた霊(怖くない)
概要
サーフィンしてたら波間に人の顔が…
感想
これもよくわからない。ワースト2です。
結婚式に現われた怨霊(怖い)
概要
とある結婚披露宴の映像。ケーキカットシーンでストロボの光の中に異様な顔が大きく映り込む。
感想
何度も何度も言いますが、「よく見つけたな」です。ですが、この顔は怖いです。妙に縦長で、口を大きく開け、眼窩は真っ黒。非常に怖い顔で、なんか邪悪な感じがします。
結婚式の映像に紛れ込んだとか、縁起が悪いにもほどがありますね。
呪われた椅子(怖い)
概要
投稿者は岡本夫妻。幼い我が子との何気ない映像に奇怪なものが写り込んだ。いつものようにビデオを撮影していると、突然テーブルの上に置いてあった子供用のコップが飛ぶように落ちてしまう。後にその映像を見てみると、古道具屋で購入した赤い椅子に靄のような白いものが写っていた。この椅子は子供は近づかず、上に乗せると泣き出してしまうそうだ。映像が写り込んでから子供は微熱が続いて癇癪が起きがちだという。
スタッフは椅子を購入した古道具屋に話を聞き、この椅子は1年ほど前に解体業者から購入したことが判る。デザインが良いにも関わらず、何故か売れ残っていたそうだ。その解体業者によると、この椅子はあるホテルの解体工事の際に手に入れたという。このホテルの解体は、いくつもの業者が受注したのだが、何らかの理由で工事途中のキャンセルが相次ぎ、この業者の工事も事故続きで途中までしか行えなかったそうである。
スタッフは解体業者からの情報で、その場所に向かうことにする。到着する頃にはすっかり夜も更けてしまったが、このホテルは未だこの地に鎮座し、堂々たる姿を見せていた。業者の言う怪現象から未だ解体を免れていると言うのだろうか。
椅子を手に入れたと言う最上階に向かうが、そこかしこからラップ音が響く。館内は住み着いた鳥のフンや死骸で異様な匂いが漂い、なんとも言えない雰囲気。放置されたパンフレットの在りし日の写真から、最上階のその部屋にたどり着くも、そこに何もなかった。階下をしらみつぶしに探索するが、断続的なラップ音は一向に止まない。そして椅子や調度品が積み上げられた宴会場らしき部屋を発見する。問題の椅子と同じ椅子も多数放置されていた。演出補・栗林が子供用のハイチェアに触ろうとした途端、極めて大きなラップ音が「バチン!」と鳴り響く。辺りを探ってもスタッフ以外、誰の姿も認められなかった。
ここでスタッフロールの後、映像が紹介される。
革張りの高そうなソファでくつろぐ母と子。撮影しているのは父親で、目線を向けようと子供にしきりに話しかけるが、子供はピーポくんのまがい物みたいなおもちゃに夢中。カメラが引いていくと、あの問題の椅子とコップが乗ったテーブルが手前にあるのが分かる。すると椅子にうなだれたように座る人影が一瞬姿を現し、すぐに消えてしまう。その姿は靄のようでもあり、輪郭ははっきりとしない。その直後、テーブルのコップが勢いよく椅子の方向に飛んでいく。
感想
父親はオーディオマニアなのでしょうか、今となっては珍しい3WAYスピーカーが目立ちます。ちなみにツイーターは指向性があるから耳の位置にしないとダメ、位置が高すぎるゾ(大きなお世話ですね)。
これも怖いエピソードですね。うなだれて座る姿が不気味です。廃ホテル内の取材の様子も、ラップ音がリアルで臨場感があります。というかいくらデザインが良いとは言え、なんとなく薄汚れているというか、くたびれた椅子をよく買う気になれるなあと思いました。
それにしても女性演出補の栗林さん、率先してずんずん進んでいくし、扉はバンバン開けるし、窓の金具を固定した針金を手早く外してぽいっと捨てちゃうし、なんというかとっても男前です(笑)。
疑問点ですが、解体業者が入れ替わり立ち替わりしていた割には全く解体されていないことにちょっと違和感。いくらなんでもちょっとは解体したでしょ。あとは、あの廃墟から椅子を持ち出して古道具屋に売ったんですよね。なんで1脚だけ?あんだけゴロゴロしているんですから10脚ぐらい持ち出せばいいのに。まあこれ以上野暮は言わないことにします。
この廃ホテルは千葉県千倉町にかつて存在した「ホテル望洋」であることが判明しました。
現在は解体されて影も形もありません。千葉県では有数の心霊スポットとして有名だったようです。
差出人不明の投稿ビデオ(怖い)
概要
「これを見て、あなたにどんな現象や不幸が起きても、我々は一切の責任を負わない」
と言うナレーションの後、冒頭に紹介した差出人不明の投稿映像が紹介される。
川辺のコンクリート護岸で魔法陣のように円形の炎が揺らめいている。だが、何が燃えているのかは判然としない。遠くには街の灯りが瞬いでいるようだが、手前側は魔法陣以外の灯りがなく、周りの様子はわからず、漆黒である。円形の炎が消え、中心部の火勢が弱まってきた頃、人型のモヤっとしたものが姿を現し、消えてしまう。
感想
最初のエピソードの続きです。映像自体はそれほど怖いものではないはずですが、取材の過程で足立氏の友人が亡くなってしまったこと、彼が明らかに狼狽し、悲しんでいることなどを見ていますので、不気味な雰囲気が盛り上がりますね。
映像の人影も、この世のものではない何かを感じさせます。
ところで、「BROADWAY ONLINE SHOP」、「ほん呪Ver.X:4」のページのエピソードラインナップにこの「差出人不明の投稿ビデオ」が載っていないんですけど……
もいっかいリンク貼りますね。
ええっと、今DVD買うとこのエピソード収録されていないのですかね?
何それ怖いんですけど。
ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
感想まとめ
どうしたんだ白石氏、覚醒したのか(笑)。
前巻とは比べ物にならないくらいに面白かったです。怖くないエピソードもありましたが、そういうのはサクサク進んですぐ次に行くのでストレスがありません。強いて難点を上げれば、忘れた頃に鳴り響く効果音のボリュームが少々大きくてびっくりするくらいですかね。これで映像自体がもっと恐ければ文句無いのですけれども。こればっかりは致し方ない(のか?)。
「THE MOVIE」の時もそうでしたが、2作目の方が面白かったですね。前回の反省点を上手く生かす才能があるのでしょうか(偉そうなこと言ってすみません)。
印象に残る、好きなエピソードは「差出人不明の投稿ビデオ」、「廃坑をさまよう霊」、「砂嵐のTV画面から…」、「呪われた椅子」の4本ですね。
コメント
『結婚式に現れた怨霊』は、これを観る以前になにかの本で心霊写真の形で見ていました。以来、これまで見た中で最も怖い心霊映像のトップがそれです。
自分の結婚式で(ありませんけど)、こんなん写ったら一生祟られます。本当に嫌ですねぇ。。
逆に大嫌いな奴の結婚式にこんな感じで自分が映り込んでやりたいとも思いますけど(笑)。
メインエピソードの『差出人不明の投稿ビデオ』が、今では収録されていない(かもしれない)のは大いに気になりますね。
「結婚式に現れた怨霊」は怖いですよね。心霊写真として紹介されていましか。
これに似た顔をフジテレビの「アンビリーバボー」で見た記憶があります。居酒屋か何かで撮ったスナップに、なんとフィルムの2コマに連続して繋がった感じの赤い顔が写り込んだやつ。あれを思い出しました。
探してみるとありました。今見るとちょっと違いますかね。
https://ghostmap.net/photodetail.php?photocd=42
>メインエピソードの『差出人不明の投稿ビデオ』が、今では収録されていない(かもしれない)のは大いに気になりますね。
すごく気になりますけど、新品を買わないと確かめられないのがなんとも。流石に¥4,000オーバーはちときついす(笑)。
>探してみるとありました。
自分はそれを比較的最近、YouTubeのアンビリ動画で見ました。これも嫌ですねぇ。。
強烈に印象に残っている心霊写真、これは衝撃でした(はじめのボケボケのじゃなく記事中に鮮明なのがあります)。
https://zozozo.jp/photo/scary-pictures-6
あと、野外教室か何かで先生の顔がめちゃくちゃに崩れているのに「心霊写真」ではないという鑑定の出たこの写真(捏造でもなく、じゃあ一体なんなんだという代物)。※2番目に紹介されてるものです。
http://usi32.com/archives/2049
それに、はるか昔、中学生の頃に友人から見せられた心霊写真集の本に見開きで載っていた、酒場かどこかで画面いっぱいに女の顔が映り込んでいる恐ろしいのがありましたが、これはちょっと捜す手がかりがありません。。
amazonで売られているVerX4、また他レビューで紹介されているVreX4の収録時間データはほぼ85分で、ブロードウェイショップのものと同じなので、それからすると内容に変わりはないように思えますが…。
すみません。怖そうなので明日の昼間見ます(笑)
見ました(笑)
炎の中の人(みたいな)
これ見たことがあります。怖いと言うより幻想的な感じがしますが、赤い色がとても不穏で邪悪な感じがして気持ち悪いですね。
先生の顔がめちゃくちゃ
これは初めて見ました。なんだこれ、目玉飛び出しているし。USOだったのですね、動画のリンクがきれていて残念。でも探せばありそうです。
>酒場かどこかで画面いっぱいに女の顔が映り込んでいる
これ見たことがあるような気がします。女の目が黒くでギラギラしているやつかな?
中岡俊哉の「恐怖の心霊写真集」のどれかにあったと思います。見開きだったかと。残念ながらどの卷かまでははわかりませんが。
中岡俊哉の「恐怖の心霊写真集第5弾 死後の世界が写った」をたまたま持っていたので調べて見ましがた、該当する写真はありませんでした。
この中のどれかにあるかもしれません。うーん懐かしいなあ。
https://amzn.to/2RLcSv5
>VreX4の収録時間データはほぼ85分
どうやらそのようですね。てかこのエピソード外したらだいぶ短くなってしまいますものね。
見つかりました(恐)
https://matome.naver.jp/odai/2142708574394197001/2142712362033906103
今あらためて見ると、不審ではありますが、怖いものには違いありません。
これです、これです。やはり中岡俊哉氏の「恐怖の心霊写真集」でしたね。
でも、もうちょっとさりげなく写っていたかと記憶していましたが、結構パッチリ写っていましたね。懐疑的な人なら100%、「二重写しだ!」と言うでしょう。
でも怖いもんは怖い(笑)