はじめに
「心霊闇動画7」のレビューです。さらに淡々と進んでいきます。
スポンサー・リンク
本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
永遠の別れ(怖くない)
概要
女性が留学先で対人関係の悩みで引きこもってしまったので、彼女を励ますために、以前のサークル仲間達が撮影したビデオレター。だが部屋の鏡に半透明の女性と思しき顔が覗き込み、消えてしまった。
後に、ここの撮影を行った日には、彼女は既に現地で自〇してしまっていたことが判る。
感想
鏡に寂しげな女性の顔が写ります。それだけで怖く何ともありませんが、もしガチだったら切ない話ですね。
バックカメラ(少し怖い)
概要
車庫入れが苦手な彼女さんの為に、人気のない駐車場で練習してもらい、運転の指導を行う彼氏さん。彼女が車をバックさせたその時、バックモニターにこちらを覗く女性の顔が現れている。慌てて車を止めさせ、様子を見に行く彼氏だが、誰もいない。
すると突然車のバックランプが光り、彼氏に向かって迫ってきた。ここで映像は終わるが、彼は結局車に轢かれてしまい、怪我をしてしまう。幸い大したことはなかったが、彼女は一緒に車を降りており、ギアレバーも「P」の位置にあったはずである。
この車はレンタカーであったが、格安レンタカーには事故車なども含まれていることが多いそうだ。
感想
バックカメラに「これでもか」という感じで目を見開いた女がどアップで写り込んでいます。そりゃ彼氏さん、慌てますわ。不思議とそんなに怖くなく、むしろ生きている人間がバックカメラをのぞき込んでいるようにしか見えません。
ただし、車の背後の様子を見に来て「P」に入れている筈なのに車のバックランプが光って、バックしてくるシーンのタイミングはとても良かったです。エンジン音が高くなって、「ちょちょっちょ!」って感じのところで映像がブツっと切れるのも良い。
暗く寂しい駐車場で、バックカメラにこんなのが写ったら、恐怖以外の何物でもないと思うので、かなり怖いシチュエーションの筈。ここでもっと怖いビジュアルを作り出せたなら、車に乗るたびに思い出すトラウマ級のエピソードになり得たと思うので惜しいですね。
因みに僕の車は古いのでバックカメラなんぞありません(笑)。
瞬き(ほんのちょっとだけ怖い)
概要
個人医院の待合室。黒っぽい服装の女性が入ってくる。この女性はまるで瞬いているかの如く、断続的に現れたり消えたりと何か様子がおかしい。項を垂れて椅子に座る女だが、診療時間が終わり部屋の明かりが消えても座ったままである。実は受付の事務員にはこの女の姿は見えておらず、監視カメラだけがその姿を捉えていた。しかも2台あるカメラのうち、1台のみに記録されていたのである。女の姿は明け方近くに消えてしまった。
この女は、よく医院に通っている女性に似ており、彼女は交通事故で亡くなってしまっていたそうだ。
感想
これもなんだか寂しいエピソード。登場時に点滅するように現れたり消えたりする様子がこの世のものじゃない感じがして良いです。灯りが消えてもそのままずっと座っている姿が、寂しいやら切ないやらで、なんだか余韻を感じます。
明け方近くになって、日の光で部屋が明るくなると消えてしまう…なんてシーンがあったら、なお良かったと思うので、これも惜しい。
交際クラブ(少し怖い)
概要
複数の風俗店を経営する投稿者。客とデートさせる交際クラブの嬢に自己PRビデオの出演を依頼、経営者自ら一人の女性の撮影をしていると、三脚が折れてしまったり、彼女の首に痣が現れたりする。首にストールを巻いて手持ちで再度撮影に挑むが、その女性がPRの途中であらぬ方向を見つめ黙り込んでしまう。
不審に思った撮影者がその方向にカメラを向けると、目鼻のはっきりしない男性のような半透明な影がこちらを向いて立っており、さらに倒れ込むように迫ってきた。驚いた撮影者が怯むと、その男性は姿を消してしまうが、女性は痙攣してソファに倒れ込んでしまった。
この女性は客の男性に呪いをかけられたと同僚に語っており、この出来事の後連絡が取れなくなってしまった。
感想
本巻で一般的には一番怖くてショッキングなエピソードかもしれません。ただし、あくまでもこの巻での話ですが。
写り込んだ幽霊はそれなりに存在感があり、インパクトがあります。ただ、どうにもちょっと作り物感と言うか、加工した感じが否めず、怖く感じないんですよね。この辺、もうちょっと頑張ってほしい気がします。
長年僕につき合わされて心霊ドキュメンタリーモノを見てきた妻も、眉一つ動かすことはありませんでした。「ほんとにあった!呪いのビデオ」の第1巻では二人して震え上がっていたのに(笑)。
この手の映像に慣れていなければ、ちょっと怖いかもしれません。
花火(怖くない)
概要
公園みたいなところで夜間花火を楽しむ若者たち。その中の女性の影から、もう一人の人間のような影が起き上がってくる様子をカメラが捉えた。この女性は後に亡くなってしまったという。
感想
影だけでインパクトがなく、隙間エピソードですね。本当に写り込んだら当事者はさぞかし怖いでしょうけど。
廃村(少し怖い)
概要
打ち捨てられた廃村の廃墟に一人で侵入し撮影したもの。撮影者はスリルを求めてたった一人で深夜に廃墟を訪れる趣味があった。
映像では朽ち果てた便所の窓にを映す鏡に覗き込むような人の顔が写り込んでいた。だが撮影者は、この映像を撮影してからここになんとなく執着するようになり、何度も訪れるようになってしまう。何度も行くのに、彼自身はその時の事をよく覚えていないそうである。
友人の投稿者は、彼のことが心配になり、お祓いをしてもらうことになった。それ以来、ここへの執着がなくなったそうである。
感想
映像が長い割にはほんの一瞬で、それほど怖くない筈なのですが、目を見開いた感じは少しだけ怖いですね。なぜかこの地に何度も訪れてしまうという話はちょっと新しい感じがしました。
投稿者が「俺だけ怖いのは腹に落ちないので、ここに投稿してみんなに見てもらう」的な発言にちょっとモヤっとしましたね。
ここは「ゲームのモデルになった」という投稿者の発言から、「岳集落」のようですが、建物内の映像しかないので確信は持てません。
スキー場(怖くない)
概要
スキー場で遊んでいたら、雪が大量の血で染まって真っ赤になっている様子が写り込んだ。
かつてこのスキー場では衝突事故があり、本当にこのように雪が真っ赤に染まってしまった事があったそうだ。
感想
映像は雪が赤いだけでなんてことはないです。しかも露骨に合成臭いし。まあ、本当に雪を赤く染めるわけにはいかないので、やむを得ないでしょうけど。
ただ、「雪が赤く染まる」という状況から、1991年スキー競技でのゲルノ・ラインシュタドラー選手の凄惨な事故映像を思い出してしまいました(映像はネットに残っていますが閲覧注意です)。ゲルノ・ラインシュタドラーさん、安らかにお眠りください。
面談(少し怖い)
概要
喫茶店でVシネ役者の面接。本来監督が行う予定であったが、忙しいのでスタッフの男性(投稿者)が行うことに。役柄は「変わった男」だったが、ネット募集に応じた俳優の男性が、本当に変わった男だった。そもそもなりが貧相だし、手書きのプロフィールもヘロヘロで、面接時も会話のピントが合わない。挙句の果てに自分に霊感があり、幽霊の前で演技したとか言い出す。
携帯に着信があったので投稿者が席を外すと、俳優の男性もトイレに立った。すると俯いたままの女がこの男性の後を追う。しばらくしてトイレから鋭い悲鳴が上がり、店員と投稿者が駆けつけると、この男性は亡くなってしまっていた。その様子の一部始終を、テーブルの上で回しっぱなしのビデオカメラが捉えていたが、最後に突然覗き込む女の顔が大写しになり、映像は途切れてしまう。
俳優の男性を追う女性だが、投稿者も店員も、その姿を店内に見た記憶がないという。尚、自称俳優の男性のプロフィールはデタラメであった。
感想
自称役者のおっさんのキャラが強力過ぎて怖くありません(笑)。
ただ、「なんじゃこのおっさん」と思っていたところ、最後ににゅっと目を見開いた女の顔が出てくるので、ちょっとぎょっとします。なんなら、少し怖いかもですね。このエピソードはこの作品2番目に怖いものかもしれません。
感想まとめ
前回と同様、「隙間エピソード」が延々と続く感じは変わりません。「バックカメラ」「廃村」「面談」と、目を見開いた女がカメラを覗き込むパターンが多かったですね。
次に期待します。
スポンサー・リンク
本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
コメント
『廃村』にてゲームの舞台となった岳集落ですが、このゲームはおそらくかの有名な和製ホラゲー『SIREN』だと思います。ゾゾゾとかいう心霊ちゃんねるも確か取り上げていたハズ…それにしてもこんな深夜に屍人が徘徊してるかもしれない場所を一人で何回も行くなんてある意味すごいっすw
ちなみに私は現在進行形でSIRENプレイ中であります。
SIRENはやったことないんですよね。
面白かったら感想を聞かせてください。
あれはPS1でしたっけ?
ps2とps3で対応してます。ちなみに私はps2です。アクションもさながら謎解き要素もあってめちゃくちゃ面白いです!是非1度プレイされることをおすすめします!
PS3版もあるんですね。
PS3までしかないうちのゲーム環境でもプレイ可能です。
中古を探してみようかな。