フェイクドキュメンタリーQ 「プランC」- PLAN C(ネタバレあり)

フェイクドキュメンタリーQ

はじめに

「フェイクドキュメンタリーQ」15本目、「プランC(PLAN C)」を視聴しました。

実は僕が初めて「フェイクドキュメンタリーQ」を視聴したのは、実はこの「プランC」だったんですよ。Twitter(X)のTLに流れてきて、面白そうだなと、予備知識なしで漠然と観たので、初見ではわけが判りませんでした。「ちょっと不気味だな~」くらいの感想でした。

ですが改めて観ると、結構興味深いエピソードでした。

概要

山中の道端で、中からガムテープで目張りされた軽自動車が発見される。よくある練炭自殺の状況だが車内には誰も乗っていない。数人分の所持品らしきものが散乱しているが、練炭コンロのようなものは車内に残されていなかった。

その所持品の中にレンズキャップを装着したビデオカメラが残されており、車内の様子が録画(録音)されていた。エピソードはこの音声のみの映像が淡々と紹介されるものである。

感想(ネタバレ)

まさかのほぼ音声のみのエピソードです。音声のみと言えば、シーズン1の「深夜の不気味な留守番電話」を想起させますね。とは言え、それっぽいイメージ画像と、後に発見された車の様子の映像は見ることができます。

大まかなストーリは、ネットか何かで連絡を取り合った今回初めて出会う男女4人(男3人、女1人)が、車で人気のない山奥に行き、車内を目張りして練炭自〇するという流れですが、死ぬ間際に叫び声をあげる程の何かの事態に巻き込まれ、車を残して姿を消してしまうというもの。

車は内側からガムテープで目張りされているのに、中には誰もいない。その状態で発見された車内のバッグの中に、レンズキャップしたままのビデオカメラが見つかり、彼らの死ぬ間際の音声が記録されていた。その音声が今回のエピソードです。

いろいろと気が付いた点を列挙します。

  • 登場人物はホクト(男)、ふくろう(男)、しるし(男)、ラムネ(女)
  • 運転手はホクト。また場を仕切っているところから主催者?
  • ホクトとふくろうは顔見知り?
  • 助手席はふくろう。後部座席はしるしとラムネ(…だよね)。
  • 「彼らはこの日、共に自ら命を絶つ事を目的に集まった」とのテロップ。だが彼らはそのことに関する具体的な会話はしていない。
  • 「この先事故多発地域です。ご注意ください」とのカーナビの音声だが、何故か字幕は「この…工事中です」。
  • ふくろうはラムネが水を購入したがったり、しるしが道中酒を飲んだりしたことを少し気にする。
  • 目的にふさわしい場所を見つけたのか「このへんにしましょうか」と車を停め、ガムテで目張りをしだす。
  • 目張りの音の最中にホクトの「遠くまで、できるだけ遠くにしましょう」との発言。もう車から出ない筈なのに意味不明。
  • ガムテをロールから剥がす音の他に「ガシガシ」と変な音。
  • ここで一旦音声が中断し、2日後に発見された際の車の様子の写真が示される。
  • 再び音声が始まる。彼らが亡くなる直前の音声なので「気分を害する恐れがある」との警告テロップが表示される(カウントダウンなし)。
  • なんか変な音。水が滴る音?ファン(機械)みたいな音も。字幕では「練炭の音?」。
  • 「袋から睡眠薬を漁る音」とのテロップ。しるしが「もらってもいいですか?」と発言。全員に配るという段取りではないんだ。ホクトとふくろうも要求。薬を持っていたのはラムネ。
  • しばらくして全員(テロップ)の苦しそうな息遣い。ラムネが「じゃあね」。
  • 誰かがお経を唱える。字幕では(?:はてな)。
  • 突然カーナビが「およそ300メートル先、右方向です」。え?。どゆこと?。
  • カーナビ「まもなく右方向です」。みんなの息遣いが荒くなってゆく。
  • カーナビ「その先600メートル、目的地、右方向です」。みんな苦しみだしているようだ。
  • カーナビ「およそ600メートル先…」。車が動いているのか?だとしても早過ぎね?
  • カーナビの認識音が連続して鳴る。「ポン」「ポン」「ポン」「ポン」。
  • 息遣いはもはや苦悩の呻きに。何かが迫ってきたようなラムネの長い悲鳴で音声は終わる。
  • 発見された車の様子が詳しく表示される。確かに内側からガムテで封印されているが、テールゲートも封印(目張り)されていたのか、判明する写真がない。
  • 何故かナンバープレートが外されていた。練炭コンロもなかったそうである。

これ本当に集団自〇なのですかね。「遠くまで、できるだけ遠くにしましょう」との発言とか、練炭に火をつけているような音がないとか、ふくろうが水や酒を気にしたりと、なんか怪しいですね。

あと、「この先事故多発地域です。ご注意ください」のカーナビの音声が、字幕で「工事中」に変えられていたのも気になります。イメージ映像も、発見された車の写真も、そして字幕さえ「フェイク」かもしれない、なんて考えてしまいます。まあ、丸々フェイクと謳っているので、ぶっちゃけなんでもアリなんですけど(笑)。

それにしてもカーナビの無機質な音声が怖いですよね。みんな苦しみ喘いでいるのに「およそ300メートル先、右方向です」とか…、え?車動いてるの?

結局みんな地獄へ連れ去られてしまったという事なのでしょうけど…(いや、ホクトとふくろうはグルかもしれんw)。

動画の一番最後、関連動画への予告画面に切り替わるときに、あのカーナビの「ポン!」と言う音で締めくくられて、これはにくい演出だと思いました。

それでは。

コメント

  1. Saki より:

    動画の10:31秒あたりで英語字幕をつけると
    “(Shirushi)Sutras?”となってますが、日本語ではここは何もありません。

    • itton より:

      Sakiさんこんばんは。
      確かに英語字幕で出ますね。

      英訳するとSutrasは「お経」のようです。
      Shirushiは意味が判りませんが、なんか「しるし」と呟く声が確認できました。

      情報ありがとうございます。

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