はじめに
「呪われた心霊動画XXX_NEO 09」のレビューです。やっぱり我慢しきれずに「アムモ98ホラー劇場」で観てしまいました。「XXX9」からは有料で、259ポイントなんですけど、ニコニコポイントは500円(505ポイント)からしか購入できないんですよね(笑)。2本見るには微妙に足りない(苦笑)。でも後悔はしていません(笑)。それに見合うに十分過ぎる作品でした。
39 黒いごみ袋(少し怖い)
概要
投稿者の女性は妹と共に、急な病で入院してしまって無人になった祖母の家に、防犯のため冬休みの間だけ泊まることになる。静岡の片田舎にあるかなり広いこの家は、築100年以上の古民家で、姉妹は探検と称して各部屋を巡って撮影していた。
するとダイニングに、折り畳みテーブルを立てかけて封鎖されているような戸棚を発見する。妹はよせばいいのに、このテーブルをどかしてその戸棚の引き戸を開けてしまう。そこには何かが詰まった黒いごみ袋がぎっしりと収納されていた。はしゃいでいた姉妹も一瞬言葉を失う。そしてこれまた本当によせばいいのに、妹はその袋の一つを開けてしまう。せき込むほどの何といえない生臭い臭気にたじろぎ、彼女らは中身も確かめず、ごみ袋を再び縛って元に戻すこととなった。
その際、カメラを置いたテーブルに人のような顔、さらに戸棚の暗がりには無数の目玉が映像に写り込んでいた。
祖母は病院から帰ることなく亡くなってしまった。この映像を撮ったその時刻頃に、容体が急変したという。この家は現在取り壊しを検討中なのだそうだが、あのごみ袋に関しては謎のままである。
感想
そういえば昔のごみ袋はこのような黒いビニール袋でしたね。今や入手も困難……、と思ったら「モノタロウ」や「アスクル」で業務用として普通に売っていました。
いい感じの古民家なのですが、「ほん呪91:這う」の祖母の家に似ている感じがします。いや、昔の家は大体こんな感じですから、似ていて当然かもしれません。「ほん呪:91」がすぐには観れないので、詳細に検証したわけではありません、ご了承を。
妹さんが、「なにも入ってないから大丈夫だよ」とか言ってますが、「いや何も入ってなかったら形をなさないじゃん」と突っ込みたくなりました。まあ、とても軽そうなので、中身は「髪の毛か何かか?」と、この時点では思いましたね。
テーブルの反射みたいに写る人の顔は、「人の顔に見えなくもない」と言ってるテロップのとおり、とてもわかりづらく、なんか絣の模様のようなものが見える気がしますが、人の顔には見えませんでした。一方、棚の暗がりに見える無数の眼ははっきりとわかります。不気味ではありますが、なんかもう慣れてきてしまったせいか、「このパターンは見飽きたぜ」と思ってしまいました。
下の棚の引き戸が中途半端に開いていて、そこにも何か写ってる感じがしますけれども、「プレミアム会員」ではないニコ動の低画質映像では、ちょっとよくわかりませんでした。
「現在取り壊しを検討中で、あの袋がどうなるかわからない」と、舌足らずな投稿者が語りますが、「いや調べろよ」と心の中で突っ込んでしまいました。
2022年8月7日追記
どこに追記しようかと迷いましたが、ここにします。投稿者の氏名が「小野咲綾」さんです。この後のエピソードに登場する、「オノタエコ」との血縁関係を示唆していそうですね。fdさんに教えていただきました。
40 ゴーストライター(怖い)
概要
投稿者の男性は恋人と小田原郊外のラブホを利用する。投稿者がその部屋にあった思い出ノートをペラペラめくっていると、不気味で異様な書き込みを発見する。それは「タエコ」という女性の生涯を綴ったちょっとしたミニ小説のような以下の書き込み(抜粋、意訳、省略あり)であった。
半島の山間部(原文ママ)の町の名家に生まれたタエコは、家人が留守の隙に、よそ者の男に乱暴されてしまってから精神が壊れてしまった、大人になったある日、見知らぬ男にに誘われてホテルに入る。その部屋の番号が203号室。ベッドに座った男が「僕の名前は…
そこで文章は終わっていた。203号室は、今、投稿者達がいる部屋の番号である。彼は誰かがこの部屋を利用する者を怖がらせる目的で記した、単なるいたずらと感じた。その時彼女がトイレから戻ってくる。投稿者がこの文章を見せると、最初は怖がりつつも笑っていた彼女の顔が曇り、「ふざけてるの?」と不機嫌な様子を見せる。「これ私の名前じゃないの!」
「へ?」と渡されたノートを確認すると、さっき見た時には「タエコ」だった名前が一瞬で「サエコ」に変わっていた。「サエコ」とは投稿者の彼女の下の名前である。彼は絶句。さらに「『僕の名前は」の続きが書かれていた。「俺の名前はトオル…。トオルが気が狂ってサエコを刺し殺す、真っ赤な血がキレイだね…」といった内容が、いつの間にか赤い字で書き加えられていたのである。
「トオル」とは投稿者の下の名前である。「違う!」と言いかける彼が手に持つノートの下から、呻き声が聞こえる。そこには、血まみれの女の顔があった。驚きの声を上げる彼だが、突然手を押さえ、痛みに耐えかねて呻き声をあげている彼女の姿と、心ここにあらずといった表情の投稿者のシーンに切り変わってしまい、映像は終わる。
彼女から聞いた話では突然ぼーっとしだした彼が、なんとボールペンで彼女の手を突き刺したそうである。当然彼にそのような記憶はない。ホテルの敷布団には、血のような謎の染みがあったという。さらに不可解なことに、このラブホテルでは、「思い出ノート」なるものを設置したことなど無いそうである。
感想
サブタイトルですが、本来の意味ではなく、「ゴースト」が「ライター」だったのか。秀逸なタイトルだと思います。
ミニ小説の中身は、是非、本タイトルの映像でお確かめください。なかなかの迫力です。この中で「タエコ」が生まれたのが半島、って言ってますが、たぶん伊豆半島なんでしょう。それなら同じ静岡なんで、前エピソードと繋がりそうです。
なかなかシチュエーションが怖いですね。特にノートの記述が一瞬で変わり、自分達のことが書かれている、というのがとても怖い。さらに魅入られた自分が犯罪者になっってしまうというのも、別の意味で怖いです。
彼は彼女に通報されて、警察のお世話になってしまったということですが、その後彼女と和解できたのでしょうか、そして事件の立件は見送られたのでしょうか。その辺があいまいなので、とても気になります。「今はもう普通で…」とか投稿者は言ってましたが、和解できたとしてもこれからのお付き合いは微妙ですよね。とにかく双方とも災難だったとか、言いようがありません。
現れる血まみれの女ですが、浴衣を着ているようです。前エピソードで写った顔の、絣の模様に似ている気がしますね。ラブホなんぞ行ったのは、はるか昔で覚えていないのですが、最近のは浴衣なんかが備え付けられているものなのでしょうか…。バスローブはあったような…。
41 プレゼント(少し怖い)
概要
投稿者の女性と女友達2人の仲良しグループが、とあるレンタルスペースで投稿者の誕生パーティーを行う。互いの誕生日パーティーはこのグループの恒例なのだそうだ。2人が準備をしていると、ドアの呼び鈴が鳴る。遅れてくる最後の1人が来たと、投稿者は撮影しながら玄関に向かうが、この友人は玄関先でぼーっと突っ立っている。顔が俯き加減で髪が全部前に降りてしまって顔が真っ黒になり、表情が伺い知れない。彼女は手に持ったプレゼントを差し出し、黙っているだけである。何かのサプライズと思った投稿者は笑って突っ込むが、友人は何も言わない。
すると背後から突然鋭い悲鳴が鳴り響く。驚いて振り向き、準備をしているもう一人の友人の元に駆け付けるが、この友人は何事も無かったように準備を進めており、悲鳴が上がって駆け付けた旨を説明しても、そんな悲鳴は聞いていないと言われてしまい、玄関先に戻るが誰もいない。その時再びドアのベルが鳴る。
さっきの態度とは打って変わった友人が「ごめ~ん」とか言いながら入ってくるではないか。「えっ?さっきいたよね?」、「は?何言ってんの今来たばかりだよ」「え?」「は?」「でも悲鳴が」「は?悲鳴なんか聞いてないし」「?」「プレゼント差し出してたよね?」「は?」「へ?」…みたいな会話が3人で繰り広げられるw。
その時、いつの間にかソファに置いてある、開封済みらしきプレゼントの箱に目にした最後の子が「あれ私のプレゼントと同じじゃん!」「私の荷物からプレゼント消えている?」「????」。「開けてみる!」「ヤメレ!!」といった感じに。
中には髪の毛がぎっしり詰まっていた。もう誕生パーティーどころではない。
最後の子はこのレンタルルームに来る際に奇妙な体験をしていた。見知らぬ老婆に声を掛けられ、「娘がが生前お世話になりました」とか全く身に覚えのないことを告げられたそうである。適当にあしらったが、その老婆からは線香の香りがしたそうだ。そして何故かレンタルルームに着いた時にも、その香りが漂っていた…と言うのだが…。
感想
相変わらず「XXX」シリーズは悲鳴が怖いですね。ちなみにヘッドフォンだとこの悲鳴、ちゃんと左から聞こえます。
この話もシチュエーションが訳わからなくて怖いですね。
後から来た子が道で会ったおばあさんに、何かの呪いをかけられた、ということなんですかね。前エピソードの黒いごみ袋に入っていたものが、ほんとに髪の毛だとしたら繋がっている感じがします。老婆はあの姉妹のおばあさんなのでしょうか。人々に呪いをかけるために髪の毛ストックしていた?誰の?自分の?
しかし、たった3人の誕生会でレンタルスペースって…大人数ならともかく、かえって寂しく感じませんかね。大きなお世話ですけど。
42 二間(怖い)
概要
ある公民館の和室で投稿者の女性と、その友人の男性が芝居の稽古をしていた。二間続きを襖で仕切ってあるこの和室は投稿者はよく使っていたそうだが、今回は2人だけの本読みなので、その一室のみを借りていた。
稽古を続けていると、隣の襖越しに女性の声が聞こえる。隣には誰もいないはずだと彼らは訝しがるが、その声の内容はさらに奇妙だった。まるで部屋の内覧に来て、借主と会話しているような感じだったのである。だが、声は女性のものだけで、借主、あるいは不動産屋、同居する人物の声などは一切聞こえない、一人芝居のようだった。
投稿者がビデオカメラを隣の部屋に向けると、その声は次第に大きくなり、しばらくすると同じ個所を壊れた音声機器のようにリピートし始め、その間隔が急速に短くなってゆく。最後には短い音だけが延々とリピートするだけになってしまうといった、明らかに異常な事態だが、投稿者は思い切って襖を勢いよく開ける。
開けた瞬間、声は止む。だが、その部屋には誰もいない。押入れを開けても何も異常はなかったが、今までいた隣の部屋から女性の声が聞こえる。カメラが振り返ると、浴衣姿の女性が滑るように迫ってきて、襖にぶつかり大きな音を立てる。
もう芝居の稽古どころではない。
感想
これも怖かったですね。特に隣の部屋の謎の声が少しずつ大きくなるだけではなく、同じ個所をリピートしてしまい、その間隔がどんどん短くなって所には、さすがにぞっとしました。よく投稿者は襖を開けられたな。
因みにここの文章で「壊れたレコードのように…」って書こうとしてやめました(笑)。昔の黒い円盤のレコードは針が飛んで同じ個所をリピートしてしまうことがよくあったんですよ。懐かしい……何もかも(笑)。
その声がした隣の和室ですが、男友達に確かめるように言うシーンで、押入れがお札のようなもので封印されているように見えてぎょっとしました。男性が開け閉めしてもそのままだし、モザイクがかかっていたので、お札ではなく、公民館の注意書きみたいなもののようです。この押入れを開くと、下の段にガラスケースに入った日本人形があります。「黒いごみ袋」のお祖母ちゃん宅にあった日本人形かと思ったのですが、ちょっと異なるようです。
こちらに迫って、「猛スピードの動く歩道」に乗った人のように迫ってくる、この幽霊もちょっと怖いですね。襖の陰になってからの、「バーン!」と大きな音にもビビりました。この女性の幽霊、「ゴーストライター」の女性と同じように浴衣姿でしたね。
ただ、こちらは、「道でおばあさんに声をかけられて線香の匂いがした」、みたいな逸話はありません。
ところで2人が稽古していた芝居の内容が気になりました。「そう言えばさあ、こないだ『たんぴ』に会った」「『たんぴ』?何それ?」。ここで隣から声が聞こえ、稽古が中断します。なんだよ「たんぴ」って、こっちが「何それ」だよ。気になる!
まあ登場人物のニックネームなんでしょうけど。
43 ジャパニーズ・ダンサー(少し怖い)
概要
ダンサーを目指している投稿者の女性が、自分の踊りの練習を、三脚に固定したビデオカメラを設置して、ミラー越しに撮影していた。だが、いつも借りているダンススタジオの部屋に、いつの頃からか大き目のスーツケースが置かれている。スタジオの従業員に問い合わせると、忘れ物らしいのだが、記録にある利用者に問い合わせても持ち主が見つからないので、止むなくしばらく置いてあるとのことだった。なお、この中身は空であった。
ある日、いつものように練習をしていると、不意に部屋の照明が明滅する。投稿者は不安になり、三脚のカメラを取り外して、周りを探ったり、照明のスイッチをいじっても状況は変わらない。しばらくして明滅は収まり、照明が切れて真っ暗になってしまった。部屋では3回ほど激しいラップ音が鳴り響く。後で映像を確認すると、不可思議なものが撮影されていた。
灯りの明滅が始まると、まずスーツケースがひとりでに開き、中から真っ白な腕が伸びてくる。明滅に合わせてそれは元に戻るが、今度はカメラを覗く不気味な顔が一瞬写り込む。照明が消え、暗闇になり、ラップ音が鳴り響く。
スタジオ従業員にこの映像を見せると、不気味な現象よりは、スーツケースの存在にまず驚いていたそうだ。実はこのスーツケース、霊能者のアドバイスに従い、3日前に処分した筈だからだ。さらに映像でカメラをパンすることで、鏡には写っていたスーツケースが、その位置には存在しないことが分かった。
関連性は不明だが、投稿者は直近で父を亡くしている。玄関先での突然の心不全とのこと。投稿者自身も手足のしびれを感じているそうだ。
感想
これもなかなか怖い。なんとなく「ほん呪41:クラシックバレエ」を思い出します。
でもちょっと突っ込みどころもあります。スタジオの従業員は投稿者に「スーツケース忘れませんでしたか」と連絡しなかったのでしょうか。投稿者はこのスタジオをよく利用するんですよね。また、部屋が明滅して困惑する投稿者ですが、スイッチを弄っても改善しない事態に、ビデオカメラを三脚から外して周りを撮影するって変ですよね。とっとと部屋を出て、従業員に連絡しなさいな。
それにしても、従業員がスーツケースを霊能者に鑑定してもらったという話が興味深いです。投稿者が体験する前に、何らかの心霊的現象があったということですよね。それを敢えて触れないあたりに、製作者のセンスを感じます。不気味ですよね。
44 市外局番(怖い)
概要
1年ほど前から投稿者の男性、広瀬さんは妙な間違い電話に悩まされていた。それは同じ市外局番からのもので彼の地元、静岡県の市外局番で、居酒屋だったり、美容院だったりまちまちだが、いずれも知り合いとかではなく、心当たりのないところからであった。
ある日いつものように地元の番号から始まる電話を取ると、その相手は「オノタエコさんはいらっしゃいますか?」と尋ねてきた。この名前に心当たりはなかったが、この「オノタエコ」さんの番号と自分の携帯の番号が似ているのではないかと彼は推測する。
とはいっても何かできるわけでもなく、しばらくすると今度は、広瀬さんの母親から電話がかかってくる。そして彼の母親は「不思議な体験をした」と語ったという。彼女はスーパーで買い物中に、年配の女性に「オノタエコの母親です」と声をかけられたというのだ。この女性は「生前息子さんが、タエコと仲良くさせてもらいありがとう」と述べ、形見分けとして受け取ってほしいとの遺言があったと、ボロボロの紙袋を渡された。不審に思った母が紙袋の中身に目をやった隙に、この老女はすでに消えていたそうである。この中身は長い髪の毛束と古いビデオテープであった。広瀬さんは母にこのビデオテープを送るように言ったのだが、彼女は嫌な予感がすると、気味悪がって送ってこなかった。
だが2週間ほど経って、母親は心不全で急死してしまった。彼は急遽地元に戻った折に、この問題のビデオテープが、ビデオデッキに入りっ放しなのを発見してしまう。広瀬さんはこのテープの中身を、母親が見てしまっために亡くなってしまったと感じたため、怖くて見ていないという。ここで彼は今までかかってきた間違い電話がすべて年配の女性であったことに気が付いた。「オノタエコ」の母を名乗る老女がかけてきたのではないか。
そのインタビューの折、彼にまた電話がかかってきた。その番号はやはり地元の知らない番号。スタッフに促され、しぶしぶ電話に出る広瀬さんだが、激しいノイズ音と共に「タエちゃん」というしゃがれたような声がしたと思ったら、電話はすぐに切れてしまった。突然室内で何かが落ちるような音が響き渡るが、何が落ちたかは不明。その後リダイヤルを試みるが、その電話番号は使われていないという音声が流れるだけであった。
これより問題の映像をお見せします。何らかの霊障が及ぶ危険性も考えられるため、くれぐれも自己責任でご鑑賞ください。
上記テロップ(改行等修正)と10秒のカウントダウンの後、映像は紹介される。
和室の中に遺影と骨壺らしきもの、線香、そしてガラスの花瓶に刺さった花がテーブルにある。障子越しに女性のようなシルエットが右から現れ、障子が開くがそこには日本人形が置かれているだけで、開けた人物の姿はない。終始年配の女性のしゃがれた呟き、「タエちゃん」を繰り返しているのが聞こえる。他にも何か言っているようだがノイズで聞き取れない。
感想
怖えぇ!
いろいろとネタもぶち込んできます。まず、「ゴーストライター」の「タエコ」の存在。「黒いごみ袋」の祖母は、「プレゼント」の老婆と同じ存在なのか。「ジャパニーズ・ダンサー」の投稿者の父も、この老婆と邂逅したのか。広瀬さんの母と亡くなりかたが似ているし。さらに警告映像の日本人形は「黒いごみ袋」の家にありましたよね。またこのテープ、血の汚れや、内部に毛が絡まっているようにも見えます。
極めつけは飾ってある遺影が、前巻のあのセーラー服の写真ですよね。
インタビュー中に電話がかかってくるのも怖いですよね、演出と判っていても怖い。電話が切れた後の物音に、ビクッと驚く広瀬さんの演技も、とてもリアルです。
面白いのはスタッフの存在を頑なに示さない配慮です。まさか、スタッフの声までピー音で隠蔽するとは思いませんでした。そして手袋までする徹底ぶり。なにもそこまでやらんでも、とは思いましたが、「XXX10」の愚行を大いに反省している姿勢が伝わります。
2022年4月23日追記
コメント欄で新たな発見を書き込んでいただきました。
まず、「fdさん」に教えていただいた件。障子が開いて日本人形が姿を現すシーンですが、障子の左端、ガラスの明かり窓から何者かがこちらを覗いています。不気味な日本人形に注視しているせいか、こんなにはっきりと存在感があるにも関わらず、全く気が付きませんでした。
次は「ツカハラさん」からのご報告です。「XXX9」の「夕焼小焼」のメロディが、映像冒頭から障子に影が現れるところあたりまで、非常にうっすらとですが流れています(ヘッドフォンでないとまず聞き取れません)。
後からいろいろ発見があって面白いですね、このシリーズ。
2023年5月6日追記
警告映像の終わり際、映像が終わる直前に「たえちゃん」と同じ声で「ビョウイン」と呟いている声が聞こえますね。広瀬さんには「美容院」、さらに「病院」から電話がかかってきていましたね。何か関連があるのでしょうか。これも「fd」さんからの情報です。
感想まとめ
畳みかけるように事象が連結していく、これぞ「XXX」の真骨頂を見せていただき、大変満足しました。いや~面白かった。そして話の一つ一つも怖かったですね。僕にとってはこの巻が今まででベストかもしれません(単発エピソードでは「クニコ」ですけど)。
シリーズも通算26作目で、パワーを失わないのも凄いです。この巻の発売はついこの間(2021年6月)ですから、今、リアルタイムで面白いシリーズですね。「ほん呪」のピークが50番台くらいですから、まだまだいけるでしょう。続巻が楽しみです。
それでは。
コメント
ラストでタエコの写真を出した結果前とこの巻はかなり間接的な部分もありますが全部繋がっているというネタバラシはなかなか良かったですね やりすぎ感は否めないですがこれがXXXの真骨頂ですね ただし二間だけはほかのファンの方の考察も見たりしてんですがどうも浴衣姿霊が出てるとはいえ繋がりが見えないという評価ですね あの場所に出没した意味がわからないというか しかし人形があったとは気づきませんでした これは非常に意味があることかもしれません どういう意味かは…この話は一旦やめますね笑
気になるのはこの巻コロナの影響なのか屋内モノしか無かったのが気になりました
とはいえ前後の巻は野外撮影普通にあるのでたまたまでしょうか
人形確認しました ガッツリ写ってますね…どうも人物なら分かりやすい霊おいすぎて細かい部分把握できてないですね
それと具体的にどの部分か申し上げると本当にネタバレになってしまうのでどの部分かは伏せますが上のコメントはネタバレになってしまっているかもしれません
申し訳ありません
>…どういう意味かは…
えっ?…(笑)。
このくらいは大丈夫ですよ。
察しが悪いので(笑)。
むしろ楽しみになりました。
「二間」は確かに繋がりが希薄で、「あの場所に出没した意味がわからない」というのは全くですが、やっぱり何かあるのですね。
今回のエピソードのキーワードは「借り部屋」ですね。それと新キャラの「オノタエコ」、これは中盤あたりで主人公たちが対峙するなかなか手ごわい大ボスって感じでしょうかね(笑)
確かに!
みんなレンタルだわ。
投稿お疲れ様です。
前作とつながりがあるってことは、同じ遺影写真を公園に置いた船山さんと今回の件にも関連がないといけないけど、その辺はあっさりと切られて消えてしまいましたね・・・。
最後の話は、オノタエコの母親を名乗る老女が電話してきた可能性はあると思いますが、投稿者に対して「オノタエコさんは『いらっしゃいますか?』」って聞いてきているのに、オノタエコの呪い(?)を自分から吹っ掛けていく姿勢はちょっとよくわかんない気がします。
これからも頑張ってください。
antonescu実はさん
実はピンクのTシャツがどこかにいないか探しました(笑)。
いかにも「オノタエコ」の関連人物であるような電話をして、そういう状況を作り出すのが目的なのか。
「オノタエコ」の関連人物→呪い発動
うーん、苦しいですかね。
もう一箇所気がついた場面があるのですが、市外局番のラストの映像で女性らしきシルエットが障子を開けて日本人形が姿を表す場面ですが、向かって左側のすりガラスからなにか覗いてません?
本当だ!何かいるぅ!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
人形に気を取られて気が付きませんでした…怖いので明るい時間にもう一度確認します。
改めて確認しました。
やっぱり何かが覗いています。画質が悪くてよくわかりませんが、顔がつぶれているようにも感じます。みんな人形に目が行くので案外気が付いていない方が多いのではないでしょうか(僕も含めて)。よく気が付きましたね。このシリーズは画面の端まで注視する必要がありますね。
でもこのように後からいろいろと発見があるのは非常に面白いと思います。
情報ありがとうございました。
コメント失礼します。
自分の聞き間違いかもしれませんが、最後の警告映像にうっすらと夕焼け小焼けが流れていたような気がします。
ご確認いただけると嬉しいです。
ツカハラさんこんばんは。
怖いので明るい時間に確認しますね。
fdさんの指摘で左から何かが覗いているのを確認してしまったので。
週末までお待ちください(笑)。
ありがとうございます
左から覗く顔もかなり不気味でした。
あの顔もタエコなのでしょうか?
ちなみにですが、夕焼け小焼けのようなメロディーは例の和室が映された直後とあの影が右から2番目の障子に映り始めたタイミングで一番聞こえました。
それでもノイズやタエコの母?の声のほうが大きいのでイヤホンなどを使ったほうが分かりやすいかもしれません。
長文失礼しました。
ツカハラさん、確認しました。明るいうちに確認しようと思ったのですが、いろいろ用事を済ませて結局夜になってしまいました(笑)。
非常にうっすらとですが、確かに聞こえますね。これはイヤホンでないと気が付かないでしょう。いやそれでも普通は聞き逃すとおもいますよ、よく気が付いたと思います。
情報ありがとうございます!!
ご確認ありがとうございます!
このエピソードを見る直前に偶然XXX9巻の「夕焼小焼」を見ていたから気づけたのかもしれません笑
よくよく考えたら「夕焼小焼」の投稿者達も浴衣を着ていて、タエコと思われる霊も浴衣を着ていたり、NEO10巻の「町内放送」は「夕焼小焼」に雰囲気が似ていたりなど関連がありそうな事柄が見られるように思えました。
また何か見つけたら報告しようと思います。
ふと思ったことがあるのですが、「ゴーストライター」の小説(原文ママ)を現実の旅館や宿泊施設の思い出ノートに書いたらどうなるのだろうっという悪戯心が湧きましたw っていうかやる勇気もないですけど(^_^;) それ以前に倫理的にも問題ですし…
実際にあったら恐怖だなあ。
まあ、彼女の名前と自分の名前が合っていないとネタ扱いでしょうけど、SNSにはアップされるかもしれません(笑)。
気づいたことがございまして、「黒いゴミ袋」の投稿者の苗字は「小野さん」ですよね?ってことは祖母も同じく小野さんであり、「オノタエコ」と親族的なつながりがあるように伏線が張られてますね
おっとまた新たな新事実。
「小野」もクラスに必ず1人はいるって程ではない苗字なので、可能性ありますね。
可能性どころか、やっぱり繋がりを示唆していますね。
おばあちゃんの家大きくて名家にふさわしいものですから。
おばあちゃんも小野姓なのでしょう。
実はもう一つ気づいたことがございまして、イヤホンで聞いてみると最後の警告映像、映像が途切れる直前微かに老婆と思しき人の声が入っていることに気づきました。『ビヨウイン』みたいな。広瀬さんのインタビューでかかってきた市外局番の中に、美容院が含まれていたのでなにか関連性があるのかと。
言ってます!
「ビヨウイン(美容院)」
もしくは
「ビヨウイン(病院)」?
病院からもかかってきていましたね。
しかしよく気が付きましたね。
過去作を何回も観ているんですか。
脱帽です。
レビューにも追記しておきますね。