はじめに
「フェイクドキュメンタリーQ」5本目の「鏡の家(House of mirrors)」を視聴しました。今回は8分程度で前回よりも短いです。
概要
撮影者のタカハシさんは、母親の知り合い夫婦に依頼されて、今はもう住む人もいない空き家を訪れる。夫婦はこの家で認知症のお婆さん(おそらく旦那の母親)を介護しつつ暮らしていたが、ある日このお婆さんが突然失踪してしまった。だが家の鍵は全て内側からかけられていたそうである。
警察にも通報し探したものの、お婆さんはついに見つからなかったという。しばらくしてこの家の妻は、鏡の中にお婆さんがいると言い出したため、責任を感じた妻の精神がおかしくなったのだろうという夫の判断で、夫婦は転居を余儀なくされた。
夫は、タカハシさんの母を通じてこの家中の鏡を撮影してほしい、と依頼してきたのである。タカハシさんは鏡を撮影し、その中にお婆さんなどいないと証明してもらいたいのだと解釈し、撮影にのぞんだ。
だがお婆さんが愛用していた鏡を撮影しているときに、背後で何が動き始めた…。
感想(ネタバレ)
お婆さんの鏡を撮影しているときに、背後の押し入れだかクローゼットだかの扉が、「キー」と音を立ててひとりでに開きます。ちょっと不気味な状況に恐怖を感じたタカハシさんは、そそくさと家を出てしまい、それで探索は終了してしまいます。
これ以上何かが起きたわけでもなかったのですが、暗くて分かりにくいものの、撮影した映像の鏡の中の2か所に人影が写っていました。一つは男性のような姿。もう一つは夏服セーラー服姿の少女。
エピソードは「あの家には”知らない家族”が住んでいるという」「現在あの家は取り壊され売地になっている」というテロップで締めくくります。
それなりに不気味ですが、何という事もない映像です。だけど奇妙なことに、映像内ではまったく言及されていないのですが、この家の中の映像、全て左右反転しているのです。ですから鏡に映った撮影者の服のロゴが普通に読めますし、残された遺留物の文字が左右反転している。まるでこの家自体が鏡の中の世界のようです。
公園でのインタビューシーンでは、男性のシャツはちゃんと左前になっているので、このエピソードの世界全体が実は鏡の中、ってわけでもなさそうです。いったい何を意味しているのでしょうね。
お婆さんの鏡の後ろの押し入れの中にも鏡があるので、ちょうど合わせ鏡になりますね。お婆さん失踪のきっかけはこれなのかもしれない、なんて妄想しました。
前回に比べてあっさりとしていますが、今回もなかなか興味深いものでした。
それでは。
コメント
肝心なところに触れない、Qの信頼できない語り手感が露呈した回ですね。(もっとも、遺品の回でその片鱗は見えていたのですが)
Qは当時チラッと見てはいたんですが、単体レベルだとあまりにも
ぶん投げ感が強くハマれませんでした。今回このサイトでも取り上げられて
XXXのように考察が集まれば改めて楽しめるかなと1から見ているんですが
今回の話は「2の留守電」と繋がっているようですね
「鏡の中にいるんです、鏡撮ったトキ、私と目が合ったでしょ」
という音声があったと思います。
鏡に映った人物はおばあさんじゃなく「知らない家族」な辺り
あの家に住んだ人間は大勢鏡に取り込まれてるんでしょうか
また留守電が送られてきた際の梱包のチラシが介護関連のものでしたが
送った投稿者=おばあさんと同居していた夫妻の妻=「お話したい」の女
なんですかね?
そもそもの2の留守電の内容が30年前だった割に
送りつけてきた人の話し方が今も困っている風だったりで
よくわからないんですよね…w
>「鏡の中にいるんです、鏡撮ったトキ、私と目が合ったでしょ」
これ聞き取れましたか。他のブログでもそう聞き取った方がいて「鏡の家」との関連を指摘していました。
でも僕はどうしてもそこまでは聞き取れなくて。
確かに単体で見ると分けわからないですね。
実は「Q」で一番初めに見たのは「プランC」でして、「Twitter」のTLで見かけて見たのですが、当時は「?」の連続でした。